2020年の東京オリンピックが徐々に近づき、毎日話題が尽きないですね。今回は追加種目として開催が決定したソフトボール競技の日程とともに、ルールや歴史をご紹介していこうと思います。
知っているようで知らないソフトボールについて学び、より熱く応援する準備をしていきましょう。
東京オリンピック2020 ソフトボールの日程・会場
競技日程:7月22日(水)~7月28日(火)
福島あづま球場 7月22日(水) |
予選 9:00 - 17:00 |
福島あづま球場 7月23日(木) |
予選 9:00 - 17:00 |
横浜スタジアム 7月25日(土) |
予選 10:00 - 16:30 20:00 - 22:00 |
横浜スタジアム 7月26日(日) |
予選 10:00 - 16:30 20:00 - 22:00 |
横浜スタジアム 7月27日(月) |
予選 10:00 - 16:30 20:00 - 22:00 |
横浜スタジアム 7月28日(火) |
13:00 - 15:00 3位決定戦 20:00 - 22:30 決勝戦、表彰式 |
※ソフトボールは、女子のみとなっております。
会場は野球と同じく、神奈川県の横浜スタジアムに決定しています。
7月22日(水)、 7月23日(木)福島あづま球場と横浜スタジアムの2会場で行います。
ソフトボールのルール
ソフトボールは野球から派生した、9人対9人で戦うボールゲームです。ゲームの進め方など基本形は野球と同じですが、グラウンドサイズ・使用球などが違っています。
野球に比べ狭い土地でも行うことができ、ボールも大きいことから安全性も高いため、老若男女を問わずに楽しむことができます。塁球(るいきゅう)とも言われます。
国際大会で使用されるボールは12インチのもので、内部の芯にはコルクやカポック繊維・発砲ポリウレタンが用いられています。皮革を縫い合わせたものやゴムのものがあり、重さは190g前後となります。
バットは野球よりも細いものが用いられ、現在市販されている公認バットはほぼすべてアルミ等の金属製やセラミックス製です。グリップ部分には安全用のテープを巻きます。
試合の流れとしては、攻撃側と守備側に分かれ、審判のプレーボールの宣言によりゲームが始まります。
攻撃(表)が3アウトとなると守備(裏)と交代し、表裏の攻撃が終了すると1回が終了します。
アウトの獲得方法や得点の入り方は野球と同じであり、投手と打者との駆け引きがポイントともなります。
しかし野球とは違い、攻守の交代は7回の繰り返しで、7回終了時点で点数の高い側が勝利となります。
その時点で同点の場合、8回以降はタイムブレーカーと呼ばれる二塁に走者を置きゲームを行う、得点促進ルールが採用されます。
野球との相違点はその他にもいくつかあり、投手板はありますがマウンドがなく、ピッチャーズサークル内も平坦であること。
フィールドは投手・捕手間が13.11m(野球は18.44m)、各塁間が18.29m(野球は27.431m)、ホームランフェンスまでが67.06m(野球は76.199m)とコンパクトであること。
下から浮き上がるライズボールや、反対に落ちるドロップボールなど、野球にない球種があること等が挙げられます。
その中でも大きな相違点であるのが、投手が下手投げで投げなければならないことです。
ウインドミル・スリングショット・エイトフィギュアと呼ばれる投法のいずれかで投球しますが、この際、ひじと手首が体側を通過しなければなりません。
腕の回転が2回以上になると不正投球となり、打者には1ボール、走者がいる場合は1つの安全進塁権が与えられます。
これらのルールの元、緻密でスピーディーでスリリングな展開のソフトボールは行われています。
ソフトボールの歴史
ソフトボールの歴史については諸説ありますが、1887年にアメリカ合衆国シカゴで冬時のベースボールの代わりに考案された「インドアベースボール」が有力な説であります。
日本では、1921年に学校教授である大谷武一氏や石黒寅次氏がアメリカからこの競技を持ち帰り、紹介したことがきっかけとなり広まっていきました。
オリンピックにおけるソフトボール競技は、1996年のアトランタオリンピックから正式種目として採用されました。
続く2000年のシドニー・2004年のアテネ・2008年の北京大会で実施されましたが、2012年のロンドン・2016年のリオデジャネイロ大会では実施競技から外れています。
日米などの一部主要国以外の国々、特に欧州での普及度が高いとは言えないこと等がその理由とされていましたが、オリンピックでの採用がより競技の普及に繋がるとして、今回の復活採用が決まりました。
2020年・東京オリンピックでは、男子の野球と女子のソフトボールは2種目1競技として、実に3大会ぶりの開催となります。
他競技と比べるとまだまだ歴史の浅いソフトボール競技ですので、今後さらなる広がりを見せてくれることと思います。
まとめ
今回はソフトボール競技の日程、歴史、ルールをご紹介してきました。参考になれば幸いです。
前回の北京オリンピック・ソフトボール競技では金メダルを獲得している日本代表、3大会ぶりの開催ということで期待もひとしおだと思います。
東京オリンピックでの盛り上がりが、今後のオリンピック・ソフトボールの開催にも掛かってくることと思いますので、精一杯盛り上げていきたいですね。
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