今回取り上げるのはウエイトリフティング、日本では重量挙げとも呼ばれている競技です。リオオリンピックでは、三宅宏実選手が銅メダルを獲得して話題になりましたね。
今回は東京オリンピック2020のウエイトリフティングの日程や会場に加えて、ルールや歴史についてもご紹介します。オリンピックが始まる前に、チェックしておきましょう!
東京オリンピック2020 ウエイトリフティングの日程・会場
開催日程:7月25日(土)~8月5日(水)
【男子】
7月26日(日) | 決勝 12:00 - 14:00 16:00 - 18:00 20:00 - 22:00 |
7月29日(水) | 決勝 14:00 - 16:00 20:00 - 22:00 |
8月1日(土) | 決勝 12:00 - 14:00 16:00 - 18:00 20:00 - 22:00 |
8月4日(火) | 決勝 14:00 - 16:00 20:00 - 22:00 |
8月5日(水) | 決勝 14:00 - 16:00 20:00 - 22:00 |
【女子】
7月25日(土) | 決勝 9:30 - 11:30 13:00 - 15:00 |
7月27日(月) | 決勝 14:00 - 16:00 20:00 - 22:00 |
7月28日(火) | 決勝 12:00 - 14:00 16:00 - 18:00 20:00 - 22:00 |
8月2日(日) | 決勝 14:00 - 16:00 20:00 - 22:00 |
8月3日(月) | 決勝 12:00 - 14:00 16:00 - 18:00 20:00 - 22:00 |
上記の日程で、競技が実施される予定です。
東京国際フォーラムは、有楽町駅から徒歩1分、東京駅から徒歩5分の位置にある、1997年から開業している施設です。
会場:東京国際フォーラム
所在地:〒100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目5−1
電話:03-5221-9000
ウエイトリフティングのルール
ウエイトリフティングは、体重によって階級を分けて競技を実施します。
◇男子 8階級
56kg級・62kg級・69kg級・77kg級・85kg級・94kg級・105kg級・105kg超級
◇女子 7階級
48kg級・53kg級・58kg級・63kg級・69kg級・75kg級・75kg超級
ウエイトリフティングで使用するバーベルは、選手がつかむ「バー」、円盤型の重りの「ディスク」、ディスクの止め具の「カラー」という3つの部品で成り立っています。バーの重さは男子用が20kg、女子用が15kgです。0.5kg~25kgの10種類のディスクを組み合わせ、重さを調節します。
ウエイトリフティングでは「スナッチ」と「クリーン&ジャーク」という2種類の試技を行います。スナッチでは、床から頭上まで一気にバーベルを持ち上げ、両手両足を完全に伸ばして静止します。
クリーン&ジャークでは、床から鎖骨付近までバーベルを持ち上げて立つ第一動作のあと、第二動作として全身のバネを利用して頭上まで上げ、直立姿勢で静止します。
試合は、先にスナッチの試技を3回行ってから、クリーン&ジャークの試技を3回行います。この際、スナッチの試技を一度も成功させられなかった場合は失格となり、クリーン&ジャークの試技を行うことはできません。
それぞれの種目の試技でもっとも良かった記録を合計したトータル記録によって順位を決定します。記録が同じになった場合、試合前に測定した体重が軽かった選手が上位になります。
試技が失敗となる行為として、
・両足の底以外の部分が床に触れる
・腕や足が完全に伸びていない
・審判の合図より前にバーベルを降ろした
・スナッチで、バーが頭に触れた
・クリーン&ジャークで、太ももや膝に肘や腕が触れた
などがあります。
ウエイトリフティングの歴史
ウエイトリフティングの始まりは、古代ギリシアにまでさかのぼります。古代ギリシアでは、部族などのリーダーを選ぶための方法のひとつとして、石を持ち上げて力比べをしていました。
その後、持ち上げるものが石からバーベルに変わり、スポーツとして行われるようになりました。
ウエイトリフティングは、第1回アテネオリンピックから採用されていますが、そのころは体操競技の一部として実施されており、階級分けなどもありませんでした。
1920年のアントワープオリンピックから単独種目として採用され、ヘビー級・ミドル級といった階級が整備されました。その後、2000年のシドニーオリンピックから女子でも採用され、階級名も56kg級・94kg級といった現在のかたちに変更されました。
日本人選手がオリンピックのウエイトリフティングに初めて参加したのは、1952年のヘルシンキオリンピックに出場した白石勇さんです。
1960年のローマオリンピックで三宅義信さんが日本初となる銀メダルを獲得し、1964年の東京オリンピックでも金メダルを獲得、一ノ関史郎さん、大内仁さんも銅メダルを獲得しました。1968年のメキシコシティオリンピックでは、三宅義信さんが2個目の金メダルを獲得し、弟の義行さんも銅メダルを獲得する快挙がありました。
義行さんの娘である三宅宏実選手も、ロンドンオリンピックで銀メダル、リオオリンピックで銅メダルを獲得しています。
まとめ
現在までに日本人選手が獲得したオリンピックのメダルは合計14個です。そのうちの6個は、三宅一家が獲得しており、一家で日本ウエイトリフティング界をけん引していることがわかります。
日本ウエイトリフティング協会会長を務める三宅義行さんをはじめ、宏実選手なども後進の指導を熱心に行っています。メダリストたちの指導によって、若手選手が育ってくれることに期待したいですね。
以上、「東京オリンピック2020 ウエイトリフティングの日程、会場、ルールと歴史」でした。
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