東京オリンピック2020でシンクロ男子は採用されるのか!?代表選手候補は?

投稿日:2017-01-19 更新日:

2020年の開催に向けて、着々と準備が進んでいる東京オリンピック。開催までが大変待ち遠しいですね。
そんな中、今回は注目度も高い、シンクロナイズドスイミング競技から、皆さんも考えたことがあるであろう疑問を取り上げてみたいと思います。

「オリンピック・シンクロナイズドスイミングに男子は出場出来ないのか!?」ということです。1度は疑問に思ったことがあるこの話題について、徹底的に追及してみようと思います!

なぜシンクロ男子は五輪で採用されないのか?

まず、シンクロナイズドスイミングは、1940年代から1950年代に活躍したハリウッドの人魚とも呼ばれる、女優のエスター・ウィリアムズの人気にあやかって発展を遂げてきた過去があります。
1946年ごろには競技として確立し、その後の1984年のロサンゼルスオリンピックより採用されているのですが、元々、女性の競技として世界に広まっているんですね。
それゆえ、シンクロナイズドスイミングには女性だけの美しさがあると考えている人もいるのです。

また水に浮くことが前提のシンクロは、脂肪の割合が少なく沈みやすい男性には不向きな競技であるということも、男性のシンクロ選手が現れにくい1つの原因であります。
競技人口が少ないということは大きな問題で、オリンピックなどの世界大会の採用に繋がらない大きな理由にもなっています。

しかし、男子のシンクロ競技自体が存在しないわけではありません。近年は、混合デュエットと呼ばれる男女2人での競技が、世界の大会で採用されていたりもしています。
男子の参戦については多くの選手が歓迎もしており、水泳・体操・水中ダンスの3つの力が問われるシンクロが、より開かれた世界になればとの考えもあります。

2020年、東京オリンピックでは男子シンクロも採用される!?

上記のように、2015年・カザニ世界大会で混合ではありますが種目として採用されている例もあり、男子参入は歓迎傾向ではあります。

「男子の筋力は、リフトで間違いなくプラスに働く」「シンクロが好きで楽しめる人であれば、出場できるべき」「新鮮で刺激的」「女性では難しい技もあるため、男性の力が加われば、演技の質も上がる」などのシンクロ選手からの声もありますし、男女平等が叫ばれる現代、オリンピックでの採用も決して夢ではないでしょう。

しかし、まだまだ男子シンクロ選手の認知や人口は絶対的に足りていません。現在の混合デュエットで、オリンピックで戦えるような高いレベルにあるのは、世界でもまだ3か国くらいだそうで、次期尚早との意見もあります。

よって、東京オリンピックで男子シンクロナイズドスイミングが採用されるかは、今のところ厳しい状態であると思います。2020年までにどのくらい男子シンクロ選手が増えるか、知名度が上がるか、世界中に広がるかが今後の大きな課題となりそうですね。

採用されたときの注目日本代表候補選手はだれ?

実は日本にも、少ない競技人口の中で頑張る、男子シンクロ選手が存在します!もし東京オリンピックで男子シンクロが採用されたとき、注目しておきたい選手をご紹介しようと思います。

氏名:安部篤史(あべあつし)
生年月日:1982年8月30日
出身地:東京都練馬区
所属:トゥリトネス水泳部安倍選手は幼少期から水泳を始め、高校3年生で水泳・競泳は引退しましたが、映画ウォーターボーイズをきっかけにシンクロを始めました。その後、水中パフォーマンス集団トゥリトネスに入団し、男性シンクロ競技に目覚めたそうです。
2015年の世界水泳大会では足立夢実選手と組み、混合デュエット種目で出場を果たしました。ジャパンオープン・スペインオープンにも参戦し、日本史上初の男子シンクロ選手として第一線で活躍しています。

【2015年世界水泳大会 混合デュエット】

氏名:島井競生
生年月日:1990年
所属:井村シンクロクラブ日本では圧倒の強さを誇る安倍選手に続き、近年の日本選考会で2位の成績を残している選手です。女子シンクロ日本代表選手の所属も多い、井村シンクロクラブのメンバーでもあり、更なる活躍が期待されますね。

まとめ

今回はオリンピックでの、男子シンクロナイズドスイミングについて色々と追及してみました。日本ではウォーターボーイズなどの人気から、意外と身近に男子シンクロがあると思います。
競技としてもっともっと認知度や人気が上がり、オリンピックでの男子シンクロ競技が見られる日を楽しみにしましょう。

以上、「東京オリンピック2020でシンクロ男子は採用されるのか!?代表選手候補は?」でした。

 

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TOKYO五輪2020応援サイトの総合監修・記事掲載を務める、三福マサトです。 埼玉県出身(東京都在住)。大手通信会社を退社後、WEB制作や記事作成の仕事を立ち上げる。学生時代はテニス・サッカーを行い、様々なスポーツに親しみながら知識を深め、ATPツアー・WTAツアーなど年間100試合以上、サッカー・ラグビー・野球・フュギュアスケート・卓球・バドミントン・オリンピックやその他のスポーツを含めると、ほぼ競技を見ない日は無いという現状、どの分野でも徹底した調査と取材をモットーに姉妹サイトの「ぐぐスポ!ニュース速報」では1000記事以上作成の実績

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