【空手】東京オリンピック|日本代表内定選手は誰?(男女別)

投稿日:2017-06-03 更新日:


沖縄発祥で日本の武道である空手。2020年東京オリンピックでは、初めて競技種目として採用されることになりました。

空手は相対する選手が技の攻防をする「組手」と演武する「形」という2つの競技があるので、それぞれ代表選手が選ばれるでしょう。

今回は、2020年の東京オリンピックの空手競技の日本代表選手候補を男女別でご紹介します。

東京オリンピック内定選手一覧表

種目 選手名 年齢 生年月日
形男子 喜友名 諒 29 1990/7/12
組手男子67キロ 佐合 尚人 27 1992/6/19
組手男子75キロ級 西村  拳 24 1995/12/31
組手男子75キロ超級 荒賀龍太郎 29 1990/10/16
形女子 清水 希容 26 1993/12/7
組手女子55キロ級 宮原 美穂 23 1996/9/3
組手女子61キロ級 染谷真有美 26 1993/5/30
組手女子同61キロ超級 植草  歩 27 1992/7/25

東京オリンピック2020 空手の日本代表選手候補は誰?男子


【篠原 浩人(しのはら ひろと)】
生年月日:1989年6月2日
身長:175cm
体重:67kg
出身地:大阪府
所属:(株)セレ・ナス

67kg級の選手です。

2020年東京オリンピックの追加種目プレゼンテーションとして、2015年の夏には空手道代表として組手演武を披露しました。

5歳から空手を始め高校時代には全国で上位に入り、近畿大学入学後、2008年に全日本学生で優勝しました。2012年に国体優勝、2015年には全日本選手権を優勝しました。
国際大会では、2014年アジアオリンピック、同年の空手1プレミアリーグ沖縄で優勝しています。

体は大きくないものの、技術が高く抜群の安定感があります。世界選手権には団体組手で出場、2014年は銅メダル、2016年は銀メダルを獲得しました。

【西村 拳(にしむら けん)】
生年月日:1995年12月31日
出身地:福岡県
所属:近畿大学

75kg級の選手です。

父親は元世界チャンピオンの西村誠司です。

2012年、高校2年生でインターハイを優勝、同年と翌年の国体を少年部門で2連覇して一気に才能を開花させました。大学進学後の2015年に全日本学生を優勝しています。
国際大会でも活躍しており、2012年アジアジュニア、2014年アジアアンダー21、2016年東アジア選手権などで金メダルを獲得しています。

2016年世界学生では銀メダルを獲得しました。

日本男子組手の次世代を担う選手として、2020年東京オリンピックへの出場とメダル獲得へ期待がかかっています。

【荒賀 龍太郎(あらが りゅうたろう)】
生年月日:1990年10月16日
身長:184cm
体重:82kg
出身地:京都府
所属:荒賀道場

84kg級の選手です。

両親が空手道場を経営、姉は世界選手権2連覇した荒賀知子(現姓:木下)、弟は学生日本一になった荒賀慎太郎選手という空手一家です。

高校3年間はインターハイ・選抜・国体と8冠無敗、全日本選手権は2009年に史上最年少の19歳で優勝して以来2016年まで5回優勝で史上最多です。国体は2006年から2012年にかけて7連覇と空手界の新記録を次々と作っています。

-84kg級は最も過酷な階級とされる中、国際大会でも活躍しています。
2013年ワールドゲームズ(コロンビア)、2014年仁川のアジア大会など数々の大会で金メダルを獲得しています。
2008年の高校時代から世界選手権代表に選ばれ、2012年・2014年は2位と続きましたが、2016年についに優勝しました。

その実績から2020年東京オリンピックへの出場と金メダル獲得に大いに期待がかかっています。

【香川 幸允(かがわ ひでよし)】
生年月日:1987年8月14日
身長:193cm
体重:110kg
出身地:東京都
所属:(株)テアトルアカデミー

84kg超級の選手です。

父親は世界空手連盟(WKF)技術委員長であり、染谷香予選手・植草歩選手などを指導する香川政夫氏です。

2013年の国体では7連覇していた荒賀龍太郎選手を破り優勝しました。
国内はもちろん国際大会でも活躍しており、2014年仁川のアジア大会では銀メダルを獲得、2015年のアジア選手権では前年敗れた選手に勝って優勝しています。

海外の選手とも互角に戦える大きな体格を生かし、2020年東京オリンピックへの出場に期待がかかります。

〇形
【喜友名 諒(きゆな りょう)】
生年月日:1990年7月12日
身長:170cm
体重:70kg
出身地:沖縄県
所属:劉衛流龍鳳会

劉衛流の選手です。

5歳から空手を始め、中学3年生から佐久本嗣男氏に師事しています。

大学在学時の2011年・2012年に全日本学生大会で2連覇、2013年から2015年にかけては国体3連覇、2012年から2016年の全日本選手権は5連覇しています。
国外の大会でも活躍しており、2014年の世界選手権では個人形で初優勝、2016年も優勝し連覇(世界選手権は隔年開催)しました。
2020年東京オリンピックでは、もっとも金メダルに近いと目されています。

2014年から劉衛流喜友名龍鳳館という道場を開いており、指導者として後進の育成にも取り組んでいます。

【新馬場 一世(しんばば いっせい)】
生年月日:1989年5月28日
身長:170cm
体重:70kg
出身地:岐阜県
所属:西濃運輸(株)

糸東流の選手です。

3歳から空手を始め、小学校・中学校の全国大会でも上位に入りますが優勝経験はありませんでした。高校2年・3年とインターハイを連覇し、大学2年生の時に全日本強化選手となりました。

西濃運輸に入社後、2012年の国体で優勝。2013年から国外の大会にも積極的に参加しています。2014年仁川のアジア大会では銅メダルを獲得しました。

全日本選手権などの大会では2013年以降、喜友名選手と毎年戦っておりライバル的な関係となっています。
2020年東京オリンピックへの出場とメダルの獲得に期待がかかっています。

東京オリンピック2020 空手の日本代表選手候補は誰?女子

〇組手
【宮原 美穂(みやはら みほ)】
生年月日:1996年9月3日
身長:155cm
出身地:福岡県
所属:帝京大学

50kg級の選手です。

中学2年生の時に全国空手道選手権大会で優勝しました。
小柄ながら次々と大きい選手を打ち負かし、世界ジュニアでも銀メダルを獲得、“天才中学生”と言われました。

帝京高校へ進学し、2013年高校選抜で優勝、インターハイは2013年・2014年と2連覇しました。大学では世界アンダー21で銅メダル、2016年世界選手権では銀メダルを獲得しました。
次世代を担う選手であり、2020年東京オリンピックへの出場とメダル獲得に期待がかかります。

【山田 沙羅(やまだ さら)】
生年月日:1994年5月2日
身長:167cm
体重:55kg
出身地: 東京都
所属:大正大学(事務)

55kg級の選手です。

大正大学4年生の2016年に全日本学生で初優勝したことで、全小・全中・インターハイ・全日本学生と、小学校から大学までの各世代の是日本選手権全てで優勝するという快挙を成し遂げました。これは、男子の荒賀龍太郎選手に次ぐ史上2人目です。
国外の大会でも上位に入り、2016年世界選手権では銅メダルを獲得しました。

【染谷 真有美(そめや まゆみ)】
生年月日:1993年5月30日
身長:161cm
出身地:茨城県
所属:茨城県庁

61kg級の選手です
姉は68kg級の染谷香予選手です。

4歳から兄の影響で姉の香予選手とともに空手を始めました。
国内外の大会で上位に入り、2012年アジア選手権では3位、2014年東アジア選手権では優勝、同年の世界選手権では銅メダルを獲得しました。
2014年空手1プレミアリーグ沖縄、2015年全日本学生選手権で優勝しています。
姉妹そろっての2020年東京オリンピック出場と金メダル獲得を目指しています。

【染谷 香予(そめや かよ)】
生年月日:1991年5月14日
身長:163cm
体重:64kg
出身地:茨城県
所属:(株)テアトルアカデミー

68kg級の選手です。
妹は61kg級の染谷真有美選手です。

小中高、そして大学2年生までは国内外の大きな大会で優秀経験はありませんでしたが、2012年、大学3年生の時に世界選手権へ初出場して初優勝しました。

以降、国内外の大会で勝つようになり、翌年2013年のワールドゲームズ(コロンビア)、東アジアオリンピック、2014年アジアオリンピック、2015年アジア選手権などで金メダルを獲得しています。2013年・2014年の全日本選手権では2連覇しました。

【植草 歩(うえくさ あゆみ)】
生年月日:1992年7月25日
身長:166cm
体重:68kg級
出身地:千葉県
所属:高栄警備保障(株)

68kg超級の選手です。

2020年東京オリンピックで空手競技が採用されるよう、広告塔となって活動もしていました。2015年12月にはテレビ番組「情熱大陸」にも取り上げられ、“空手界のきゃりーぱみゅぱみゅ”とも呼ばれています。

2010年、高校3年生の千葉国体で頭角を現し、帝京大学に進学後2013年ワールドゲームズ(コロンビア)で優勝しており、世界選手権では2012年・2014年は銅メダル、2016年は金メダルを獲得しました。国内はもちろん、国際大会にも強く2012年から出場した大会は100%メダル獲得しています。

2020年東京オリンピックへの出場が有力視され、メダル獲得への期待もかかっています。

〇形
【清水 希容(しみず きよう)】
生年月日:1993年12月7日
身長:160cm
体重:56kg
出身地:大阪府
所属:ミキハウス

糸東流の選手です。

空手が2020年東京オリンピックの競技種目として有力になった2015年頃からメディアにたびたび取り上げられ、“美人すぎる空手家”“空手界の綾瀬はるか”と言われ空手を知らない方の間でも有名となりました。

中学・高校2年生までは全国3位でしたが、高校3年生の2011年インターハイで初優勝しました。同年、世界ジュニアも優勝、関西大学に進学した2012年には1年生ながら世界学生でも優勝と才能が一気に開花しました。

2013年アンダー21世界を制覇、同年の全日本選手権では史上最年少で日本一となり、なんと2012年12月から国内外全ての試合で無敗(2017年5月末現在)という圧倒的な強さと実力を持っています。
2020年の東京オリンピックでは金メダル獲得の期待がかかっています。

【宇海 水稀(うがい みずき)】
生年月日:1998年9月24日
身長:152cm
出身地:長野県
所属:帝京大学

剛柔流の選手です。

小学6年生と中学3年生の時に全国大会で優勝、高校は空手の強豪校である山梨県の日本航空高校に進学しました。

高校1年生からインターハイで優勝し、そのまま3連覇しました。また国体においても少年女子形個人戦で2連覇(高2・高3)、高校全国選抜の2連覇と合わせて高校で7冠という偉業を達成しました。2015年のアンダー21世界でも優勝しています。

ジュニア世代では無敵を誇り次世代を担う選手として、2020年東京オリンピックへの出場に期待がかかります。

【大野 ひかる(おおの ひかる)】
生年月日:1992年8月30日
身長:155cm
体重:49kg
出身地:大分県
所属:大分市消防局

剛柔流の選手です。

小学1年生から兄の影響で空手をはじめ、中学・高校時代は全国大会でも上位に入りました。大学は同志社大学に進学しましたが、就職は「空手でお世話になった地元に、自信のある体力で恩返しできたら」と大分市の消防局に入局しました。

国内外の大会で上位に度々入っており、2016年国体で準優勝、2017年1月パリの空手1プレミアリーグでは初優勝しました。
2020年東京オリンピックへの出場とメダル獲得に期待がかかります。

 

まとめ

オリンピックの正式種目とはなっていない空手ですが、競技人口は世界187カ国で約6,000万人と言われています。国際大会も多く開催され、日本人選手は組手・形の個人・団体ともに度々表彰台に上がっています。

2020年の東京オリンピックでは、多くの空手の日本人選手がメダルを獲得することを期待したいですね!

-代表選手
-, , , , , , , ,

Copyright© Tokyo五輪2020応援情報サイト , 2024 AllRights Reserved.