【競歩】東京オリンピック|日程・コース・ルールや歴史

投稿日:2017-01-20 更新日:

予算の関係で揺れていた会場問題にも決着がつき、いよいよ東京オリンピック2020の開催が近付いてきたことが感じられるようになりました。今回は、リオオリンピックで銅メダルを獲得し、注目を集めた競歩について日程やコース、ルール、歴史について紹介していきたいと思います。

東京オリンピック2020 競歩の日程

まずは、東京オリンピック2020での競歩の日程です。
【開催地】
北海道札幌市に変更
【競技日程】
男子20km競歩(決勝):7月31日(金)6:00 - 7:35
男子50km競歩(決勝):8月8日(土)5:00 - 10:00
女子20km競歩(決勝):8月7日(金)6:00 - 7:45

上記の日程で計3種目が行われる予定になっています。
※チケットの販売はございません。

東京オリンピック2020 競歩のコース

2020年の東京オリンピックのマラソンコースは、東京のオリンピックスタジアムから北海道札幌市に変更となりました。(2019年11月1日)
新しいコースが分かり次第、記載致します。

1964年の東京オリンピックでは、国立競技場をスタート、ゴール地点とし、甲州街道を折り返すコース(50km競歩)、明治神宮聖徳記念絵画館を周回するコース(20km競歩)が使われています。

競歩のルール

世界大会でも複数の選手が失格してしまう、競歩の厳しいルールについてご紹介します。

競歩とは、決められた歩き方で、いかに速くゴールに着くかを競うスポーツです。反則には「ロス・オブ・コンタクト」「ベント・ニー」の2種類があり、これに該当するかどうかを審判が判定します。
競歩のルールでは、右足・左足のどちらかの足が、常に地面についていなければなりません。これに違反し、同時に両足が地面から離れたと判断されれば「ロスト・オブ・コンタクト」という反則が取られます。
また、前に出した足のかかとが地面に着いてから、上半身が真上に乗るまでの間、膝が伸びていなければならないというルールもあります。これに違反し、この間に膝が曲がっていると判断されれば「ベント・ニー」という反則が取られます。

審判に明らかな違反であると判断された場合、赤色のカードが出されます。違反の種類に関わらず、競技中に赤色のカードが3枚累積すると失格となります。
明らかな違反とまでは言えないものの、歩き方が乱れている場合、黄色のカードが出されます。黄色のカードは、選手に修正を促すためのカードで、何度黄色のカードで注意を受けても、直接失格につながることはありません。
黄色のカードにはマークが描かれており、波のマークはロスト・オブ・コンタクト、くの字マークはベント・ニーの注意を意味しています。
国際大会など規模の大きな大会では、ゴール付近でのみ、主審の判断で赤色のカードの累積数に関わらず失格になる場合もあります。これは、ゴール直前のルールを無視したラストスパートを防止するためだそうです。

【競歩の基本ムービー】

競歩の歴史

競歩のルーツは諸説あり、正確なことはわかっていませんが、初めてオリンピックに採用されたのは1908年の第4回のロンドン大会であり、古くから行われている競技であることは間違いありません。

オリンピックに採用されたばかりのころは、距離が短い(3500m競歩、10マイル競歩)トラック種目でした。その後1932年のロサンゼルス大会で男子50km競歩が採用されて以降、公道でレースを行う長距離競技として採用され続けています。
オリンピック以外では現在でも3000m、5000mなどの短い距離の種目も行われており、国際陸連非公認ではありますが100km競歩の大会もあるそうです。

これまであまり注目されてこなかった競歩ですが、前回のリオ大会では、荒井広宙選手が男子50km競歩で日本競歩界初となる銅メダルを獲得する活躍がありました。男子20km競歩の世界記録を持っている鈴木雄介選手などもいますし、2020年の東京オリンピックにも期待が高まりますね!

まとめ

ここまでルールや歴史を紹介してきましたが、ルールの厳しい難しい競技であるということが、おわかりいただけたと思います。選手たちはそのルールのなかで、一般人が走るより速いくらいの時速14~15kmで歩き続けるのですから、すごい競技ですよね。
魅力たっぷりの競歩、2020年の東京オリンピックでの選手たちの活躍を見逃さないようにしましょう!

以上、「東京オリンピック2020 競歩の日程、コース、ルールと歴史」でした。

 

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TOKYO五輪2020応援サイトの総合監修・記事掲載を務める、三福マサトです。 埼玉県出身(東京都在住)。大手通信会社を退社後、WEB制作や記事作成の仕事を立ち上げる。学生時代はテニス・サッカーを行い、様々なスポーツに親しみながら知識を深め、ATPツアー・WTAツアーなど年間100試合以上、サッカー・ラグビー・野球・フュギュアスケート・卓球・バドミントン・オリンピックやその他のスポーツを含めると、ほぼ競技を見ない日は無いという現状、どの分野でも徹底した調査と取材をモットーに姉妹サイトの「ぐぐスポ!ニュース速報」では1000記事以上作成の実績

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