2020年の東京オリンピックに向けて、陸上競技ではケンブリッジ飛鳥選手や福島千里選手がプロ転向を発表するなど、選手たちの準備も進んできています。そこで、今回は2020年の東京オリンピックで日本代表候補となるであろう選手たちをご紹介します。
東京オリンピック2020 短距離・中距離の日本代表選手候補は誰?男子
2020年の東京オリンピック日本代表候補となる男子選手を、距離別に紹介していきます。
<100m>
【桐生 祥秀(きりゅう よしひで)】
生年月日:1995年12月15日
出身地:滋賀県
身長:175cm
体重:68kg
所属:東洋大学
自己ベスト 100m:10.01(2013.4 織田幹雄記念国際大会)
100m日本歴代2位の記録を持っているのが桐生選手です。前回のリオ大会では、4×100mリレーで銀メダルを獲得しています。2020年の東京オリンピックでは、日本人初となる9秒台に期待がかかります。
【ケンブリッジ 飛鳥 アントニオ(けんぶりっじ あすか あんとにお)】
生年月日:1993年5月31日
出身地:ジャマイカ
身長:180cm
体重:76kg
所属:プロ転向(転向前はドーム)
自己ベスト 100m:10.10(2016.5 東日本実業団対抗)
ジャマイカ人の父と日本人の母をもつ大阪育ちのケンブリッジ飛鳥選手。前回のリオ大会では、4×100m リレーのアンカーとして、ウサイン・ボルト選手に迫るような走りを見せ、日本チームを銀メダルに導きました。2016年12月14日には、プロ転向を発表しました。
<200m>
【飯塚 翔太(いいづか しょうた)】
生年月日:1991年6月25日
出身地:静岡県
身長:185cm
体重:80kg
所属:ミズノ
自己ベスト 200m:20.11(2016.6 日本選手権)
飯塚選手も、前回のリオ大会の4×100mリレーのメンバーで、銀メダルを獲得している選手です。200mの自己ベストは日本歴代2位の好記録で、2016年の日本選手権、静岡国際陸上の200mで優勝するなど、名実ともに200m日本トップの選手です。
【サニブラウン アブデルハキーム】
生年月日:1993年3月6日
出身地:東京都
身長:187cm
体重:72kg
所属:城西大学附属城西高校
自己ベスト 200m:20.34(2015.7 世界ユース選手権)
ガーナ人の父と日本人の母をもつサニブラウン選手。2015年日本陸連は、2020年の東京オリンピックで活躍が期待される選手として、サニブラウン選手を「ダイヤモンドアスリート」に認定しています。2016年の静岡国際陸上の200mでは飯塚選手に次ぐ2位に入っています。
<400m>
【金丸 祐三(かねまる ゆうぞう)】
生年月日:1987年9月18日
出身地:大阪府
身長:178cm
体重:75kg
所属:大塚製薬
自己ベスト 400m:45.16(2009.5 大阪グランプリ)
日本の400mの選手といえば、金丸選手です。2005年~2015年の日本選手権400mを11連覇していました。2016年の日本選手権では怪我の影響で実力を発揮できず予選敗退となってしまいましたが、日本トップの選手であることは間違いありません。
【ウォルシュ ジュリアン ジャミイ】
生年月日:1996年9月18日
出身地:ジャマイカ
身長:175cm
体重:75kg
所属:東洋大学
自己ベスト 400m:45.35(2016.6 日本選手権)
ウォルシュ・ジュリアン選手は、ケンブリッジ飛鳥選手同様、ジャマイカ人の父と日本人の母をもつ選手です。前回のリオ大会でも代表に選ばれています。2016年の日本選手権、セイコーゴールデングランプリ川崎では、見事に優勝を飾っています。
ちなみにウォルシュ・ジュリアン選手はアクロバットが趣味のようで、自身のYouTubeチャンネルに何本か映像をアップしています。
<800m>
【川元 奨(かわもと しょう)】
生年月日:1993年3月1日
出身地:長野県
身長:175cm
体重:68kg
所属:スズキ浜松AC
自己ベスト 800m:1:45.75(2014.5 セイコーゴールデングランプリ東京)
前回のリオ大会でも代表に選ばれている川元選手。2014年に日本人初の1分45秒台をマークし、日本記録保持者となりました。現在、日本選手権800mを4連覇中です。
【横田 真人(よこた まさと)】
生年月日:1987年11月19日
出身地:東京都
身長:178cm
体重:63kg
所属:富士通
自己ベスト 800m:1:46.16(2009.10 日体大記録会)
日本歴代2位の記録を持っているのが、横田選手です。日本選手権では2年連続川元選手に次ぐ2位、2016年の静岡国際陸上では優勝しています。
<5000m・10000m>
【大迫 傑(おおさこ すぐる)】
生年月日:1991年5月23日
出身地:東京都
身長:170cm
体重:52kg
所属:Nike ORPJT
自己ベスト 5000m:13:08.40(2015.7 Night of Athletics)
10000m:27:38.31(2013.4 カージナル招待)
大迫選手は、10000mの日本学生記録保持者、3000m・5000mの日本記録保持者です。前回のリオ大会で、5000m・10000mの代表に選ばれています。2016年の日本選手権で、5000m・10000mともに優勝しています。
【村山 紘太(むらやま こうた)】
生年月日:1993年2月23日
出身地:宮城県
身長:174cm
体重:54kg
所属:旭化成
自己ベスト 5000m:13:19.62(2015.5 ゴールデンゲームズinのべおか)
10000m:27:29.69(2015.11 八王子ロングディスタンス)
村山選手は、10000mの日本記録保持者です。前回のリオ大会で、5000m・10000mの代表に選ばれています。2016年の日本選手権10000mでは、大迫選手に次ぐ2位でした。双子の兄の村山謙太選手はマラソンで活躍しており、兄弟そろっての2020年の東京オリンピック出場が期待できそうです。
東京オリンピック2020 短距離・中距離の代表選手候補は誰?女子
続いて、2020年の東京オリンピック代表候補となる女子選手を、距離別に紹介していきます。
<100m・200m>
【福島 千里(ふくしま ちさと)】
生年月日:1988年6月27日
出身地:北海道
身長:166cm
体重:52kg
所属:プロ転向(転向前は北海道ハイテクAC)
自己ベスト 100m:11.21(2010.4 織田幹雄記念国際大会)
200m:22.88(2016.6 日本選手権)
福島選手は、100m・200mの日本記録を持つ日本女子最速選手です。日本選手権では6年連続の100m・200m二冠を達成しています。前回のリオ大会では、史上初となる女子100m3大会連続日本代表入りを果たしました。2017年1月20日に女子短距離界初となるプロ転向を発表しています。
【齋藤愛美(さいとう あみ)】
氏名:齋藤愛美(さいとう あみ)
出身地:岡山県
所属:倉敷中央高校(岡山)
学年:高校2年
自己ベスト 100m:11.64
200m:23.45(2016.10 日本ユース選手権大会)U20日本記録
齋藤選手は高校2年生でありながら、2016年の日本選手権で100m・200mともに2位に入った、短距離女子の次世代エースです。2016年高校総体では、100m・200m・4×100mリレーの三冠を達成し、強さを見せつけました。
<400m>
【青山 聖佳(あおやま せいか)】
生年月日:1996年5月1日
出身地:島根県
身長:171cm
体重:56kg
所属:大阪成蹊大学
自己ベスト 400m:52.85(2016.9 日本学生陸上競技対校選手権大会)
青山選手は、400m日本歴代3位の記録を持っています。2016年の日本選手権400mで優勝、2016年の日本学生陸上競技対校選手権では200m・400m・4×100mリレー・4×400mリレーの四冠を達成しています。
<800m>
【福田 翔子(ふくだ しょうこ)】
氏名:福田 翔子(ふくだ しょうこ)
生年月日:1998年8月20日
出身地:島根県
所属:島根県立松江北高等学校
自己ベスト 800m:2:04.29(2016.6 日本選手権)
福田選手は、2016年の日本選手権を高校生でありながら優勝した実力者です。自己ベストは、高校日本歴代2位、ジュニア日本歴代4位となる好記録です。
<5000m・10000m>
【鈴木 亜由子(すずき あゆこ)】
生年月日:1991年10月8日
出身地:愛知県
身長:154cm
体重:38kg
所属:日本郵政グループ
自己ベスト 5000m:15:08.29(2015.8 世界選手権)
10000m:31:18.16(2016.5 ペイトン・ジョーダン招待陸上2016)
鈴木選手は、前回のリオ大会に5000mの選手として代表入りしています。2016年の日本選手権では5000mで2位、10000mで優勝している実力者です。
【氏名:関根 花観(せきね はなみ)】
生年月日:1996年2月26日
出身地:東京都
身長:156cm
体重:43kg
所属:日本郵政グループ
自己ベスト 5000m:15:24.74(2016.6 日本選手権)
10000m:31:22.92(2016.6 日本選手権)
関根選手は、前回のリオ大会に10000mの選手として代表入りしています。2016年の日本選手権では、5000mで3位、10000mで2位という成績を収めています。
まとめ
ここまで、多くの選手を紹介してきましたが、ここには載せきらなかった実力者がまだまだいます。日本トップ選手の実力は拮抗していますので、ライバルとして切磋琢磨し、2020年の東京オリンピックに向けて成長していってほしいですね。
以上、「東京オリンピック2020 陸上(短距離・中距離)の日本代表選手候補(男女別)」でした。
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