2020年の東京オリンピックでも正式種目となっている水球!『水中の格闘技』とも呼ばれる激しいスポーツです。そんな水球は近年女性を中心に、ふつふつと人気の高まっている競技であることをご存知ですか?
今回は東京オリンピック2020の水球の競技日程や会場、ルール、歴史などをご紹介します。水球の魅力を知ることで観戦の楽しみ方が変わります。
東京オリンピック2020 水球の日程
競技日程:以下参照
7月25日(土) | 女子予選ラウンド(2試合) 14:00 - 16:40 18:20 - 21:00 |
7月26日(日) | 男子予選ラウンド(男子) 10:00 - 12:40 14:10 - 16:50 18:20 - 21:00 |
7月27日(月) | 女子予選ラウンド(2試合) 14:00 - 16:40 18:20 - 21:00 |
7月28日(火) | 男子予選ラウンド(2試合) 10:00 - 12:40 14:10 - 16:50 18:20 - 21:00 |
7月29日(水) | 女子予選ラウンド(2試合) 14:00 - 16:40 18:20 - 21:00 |
7月30日(木) | 男子予選ラウンド(2試合) 10:00 - 12:40 14:10 - 16:50 18:20 - 21:00 |
7月31日(金) | 女子予選ラウンド 14:00 - 16:40 18:20 - 21:00 |
8月1日(土) | 男子予選ラウンド(2試合) 10:00 - 12:40 14:10 - 16:50 18:20 - 21:00 |
8月2日(日) | 女子予選ラウンド(2試合) 14:00 - 16:40 18:20 - 21:00 |
8月3日(月) | 男子予選ラウンド(2試合) 10:00 - 12:40 14:10 - 16:50 18:20 - 21:00 |
8月4日(火) | 女子準々決勝(2試合) 14:00 - 16:40 18:20 - 21:00 |
8月5日(水) | 男子準々決勝(2試合) 14:00 - 16:40 18:20 - 21:00 |
8月6日(木) | ・女子準決勝 ・5-8位決定戦 14:00 - 16:40 18:20 - 21:00 |
8月7日(金) | ・男子準決勝 ・5-8位決定戦 14:00 - 16:40 18:20 - 21:00 |
8月8日(土) | 女子5位決定戦・7位決定戦 9:30-12:10 女子3位決定戦 13:40-15:00 女子決勝戦 16:30-18:20 |
8月9日(日) | 男子5位決定戦・7位決定戦 9:30-12:10 男子3位決定戦 13:40-15:00 男子決勝戦 16:30-18:20 |
8月9日は東京オリンピックの閉会式と同日になります。最後まで見逃せませんね。
東京オリンピック2020 水球の会場
水球の会場は辰巳の森海浜公園内にあります『東京辰巳国際水泳場』です。現在の水泳国際大会や日本選手権などの大きな大会はここで開かれています。
水泳の専門施設として1993年8月にオープンした歴史ある水泳場で、約5,000人の観客を収容することが出来ます。
同じ水泳競技の競泳・シンクロナイズドスイミング・飛び込みは、すぐ隣に新設されるオリンピックアクアティクスセンターで行われます。
開催地:東京辰巳国際水泳場
所在地:〒135-0053 東京都江東区辰巳2−8−10
電話:03-5569-5061
アクセス:
電車:東京メトロ有楽町線「辰巳駅」(出口2)より徒歩10分(辰巳駅から徒歩)
東京メトロ有楽町線・JR京葉線・りんかい線「新木場駅」より徒歩12分(新木場駅から徒歩)
車(駐車場):有料駐車場隣接。辰巳の森海浜公園管理事務所 (代表)TEL:03-5569-8672
利用時間:8時30分から22時まで
駐車料金:普通車2時間以内 300円(1時間超過ごとに100円加算)
水球のルール
水球のオリンピック大会ではまず世界各国で予選を勝ち上がってきた12の国を2グループに分け、総当たり戦が行われます。そこで勝ち上がった各グループ上位4チームが決勝トーナメントに参加します。
水球のルールは、プールに作られたコート内で、設置されたゴールにボールを入れあい得点を競う競技です。
フィールドプレイヤー6人、ゴールキーパー1人の計7人を1チームとして試合を戦います。
また選手は1~15の番号がついた帽子を用意しかぶらなければいけません。対戦チームとは帽子の色によって区別ができるようになっています。ただし両チームともゴールキーパーは赤の帽子をかぶります。また、ゴールキーパー以外の選手は両手でボールを触ることは禁止されています。
コートはゴールラインからゴールラインまでの横30m、サイドラインからサイドラインまでの縦20mで、水深2m以上のプールで行われます。
そして両ゴールのサイドの方には赤いロープで区切られた再入水ゾーン(退水ゾーン)があり、ここを利用し競技者の交代などが行われます。
水球の競技時間は1試合8分4ピリオドで行われ、ファールや得点の際には時計が止められます。第1ピリオド・第3ピリオドの終了時に2分の休憩、第2ピリオドの終了時には5分休憩のハーフタイムとコートチェンジが行われます。攻撃時間にも制限があり、攻撃の権利を獲得した時点から30秒以内にシュートに持ち込めなければなりません。
そして、1番のポイントであるルールがファールです。ファールはおおまかに2種類で、オーディナリ―ファールとパーソナルファールが存在します。
(オーディナリーファール)
30秒の攻撃ルール失敗時やボールを水中に沈める行為等を指すイエローカードで、ファールを犯すと相手チームにフリースローが与えれられます。
(パーソナルファール)
フリースローの妨害やボールを持っていない選手を引っ張ったりする等を差すレッドカードで、ファールを犯すと退水となります。退水とは一定の時間、試合から離れることを意味しており、相手に有利な状況をつくることになります。
水球のファールに関するルールは複雑で難しく、審判から見えない水中などでのファールは取られにくいことから、水面下でのより激しい闘いが起こるのです。
水球の歴史
水球のルーツはイギリスにあり、1870年に水中フットボールという名称で競技としたことが起源だと言われています。1990年の第2回パリオリンピック時に団体種目として、球技として、初めて水球が採用された歴史あるスポーツなんです。
日本での歴史は、記録に残る中で最も古い水球の試合は、1907年の現・筑波大学と現・東京大学が行ったとされています。
1925年には公式競技として日本で初めての水球全日本選手権が開催され、1932年のロサンゼルスオリンピックでようやく国際大会デビューを果たしました。
日本ではまだマイナースポーツですが、ここ何年かでメディアに取り上げられることも増えました。
日本代表メンバーでもある保田賢也選手がTV番組に出演したことや、水球をテーマにしたドラマなどから水球を知った方も多いのではと思います。鍛えられた無駄のない肉体美が余すことなくおがめるところも、人気に火をつけるきっかけになっています。
それに続くように2016年のリオオリンピックでは、男子水球チームが32年ぶりに予選を突破し、五輪出場を果たしました。
これには、企業のクラブチームの創設や、海外進出のための資金を国が手助けするなど、水球を取り巻く環境を整える支援の輪があったからこそなのでした。
まとめ
このように日本の水球はまだまだ発展途上の競技ですが、2020年の東京オリンピックまでさらに期待がかかります。私たちもそんな輪の一員として、全力で応援していきたいですね!
以上、「東京オリンピック2020 水球の日程、会場、ルールと歴史」でした。
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