【野球】東京オリンピック|日程・会場・ルールや歴史

投稿日:2017-02-02 更新日:

2020年の東京オリンピックでの追加種目が決定しました。新たに追加されたのは5競技18種目です。
今回はその中から皆さんにも馴染み深い、野球競技に注目していこうと思います。
北京オリンピック以来3大会振りにオリンピック開催が決定した野球競技について、日程も含め、改めてルールや歴史を確認していきましょう。

東京オリンピック2020 野球の日程・会場

競技日程:以下参照

7月29日(水) 12:00 - 15:00
野球オープニングラウンド
7月30日(木) 19:00 - 22:00
野球オープニングラウンド
7月31日(金) 野球オープニングラウンド
12:00 - 15:00
19:00 - 22:00
8月1日(土) 野球オープニングラウンド
12:00 - 15:00
19:00 - 22:00
8月2日(日) 12:00 - 15:00
ノックアウトステージ (#1)
19:00 - 22:00
ノックアウトステージ (#2)
8月3日(月) 12:00 - 15:00
ノックアウトステージ (#3)
19:00 - 22:00
ノックアウトステージ(#4)
8月4日(火) 19:00 - 22:00
ノックアウトステージ(#5)
8月5日(水) 12:00 - 15:00
ノックアウトステージ (#6)
19:00 - 22:00
野球準決勝 (#7)
8月6日(木) 19:00 - 22:00
野球準決勝 (#8)
8月8日(土) 12:00 - 15:00
野球3位決定戦 (#9)
19:00 - 22:30
野球決勝 (#10)、表彰式

※野球は男子のみとなっております。
会場は、神奈川県横浜市にある横浜スタジアムで決定しています。
7月29日(水)のみ、福島あづま球場で行われます。

オリンピック野球トーナメント表

オリンピック野球トーナメント

引用元:東京オリンピック2020公式ページ

【横浜スタジアム】
所在地: 〒231-0022 神奈川県横浜市中区横浜公園
電話: 045-661-1251

野球のルール

野球は、球技場で行われる集団球技のスポーツです。英語ではベースボールと呼ばれます。

2つのチームが攻撃と守備を交代しながら勝敗を競う競技で、攻守の交代を9回繰り返し、その時点でより多く得点しているチームが勝者となります。
最終的に両者の得点が等しい場合は、延長戦を行う・引き分けとするなどルール体系によって対応されます。

試合に出場出来る選手は各チーム9人で、その他に監督・コーチ・控え選手で編成されています。
控え選手は交代して出場出来ますが、一度退いた選手はその試合で再び出場することはできません。しかし交代せずに守備位置を変えることは可能です。
また両チームはあらかじめ9人の攻撃時の打順と、守備時の守備位置を決定しておきます。守備側が守備位置につき打者が打席に入って、球審が「プレイ」を宣告することで試合開始となります。

ポジションは守備時、バッテリーと呼ばれる投手(ピッチャー)・捕手(キャッチャー)、内野手と呼ばれる一塁手(ファースト)・二塁手(セカンド)・三塁手(サード)・遊撃手(ショート)、外野手と呼ばれる左翼手(レフト)・中堅手(センター)・右翼手(ライト)に分類されます。
攻撃時は、打者(バッター)の中に指名打者(DH)・代打(ピンチヒッター)と走者(ランナー)の中に代走(ピンチランナー)が存在します。

形式として、攻撃側は相手チームの投手が投げたボールを打って、一塁・二塁・三塁・本塁をまわることで1得点を得ることが出来ます。
また打者が100m以上先の指定のホームラン地域に打球を運べば、本塁まで1周出来る権利を得られます。

打者が打たなかった、打てなかった場合は、球審によりストライクまたはボールが宣告されます。打者が一度の打席で3度ストライクを宣告されることを三振と言い、三振を宣告されると打者はアウトとなるため次の打者に交代します。
4度ボールを宣告されることを四球(フォアボール)と言い、四球を宣告されると打者は出塁することになります。

そして守備側は、相手チームの打者・走者が本塁に到達するまでに打者・走者をアウトにします。
三振でのアウト獲得の他、打球がグラウンドに落ちる前に野手が補球する、野手がボールを持った状態で打者や走者よりも先に塁に触れる、走者が塁に触れていないときに野手が持ったボールまたはグラブで触れることでアウトを獲得出来ます。
3人アウトにするとスリーアウトとなって攻守が交代し、攻撃に移ることが出来ます。

野球を行うにあたっては様々な用具が必要であり、ボール・バット・グラブ(グローブ)やミット・スパイクシューズ・ロージンバックなどが代表的な用具となります。
また同じチームの選手・監督・コーチなどの競技に参加する者は、同色・同形のユニフォームと帽子を着用します。原則として全員の背中に背番号をつけます。

この他にももっと細かいルールや数多くの戦略・戦術が存在しますが、上記の大まかなルールさえ分かると観戦を楽しむことが出来ると思います。

野球の歴史

野球の起源は明らかではないのですが、イギリスの球技であるタウンボールがアメリカ合衆国に持ち込まれた後、変化し形成されたと考えられています。1830~40年代には原型が成立し、19世紀後半にはルールにも改良が加えられ現在の形になりました。
1876年にはアメリカでナショナルリーグが設立され、このころ日本にやってきたアメリカ人、ホーレス・ウィルソンによって野球は日本に伝えられたようです。

日本ではベースボールが伝えられた当初、「打球おにごっこ」と言う名で全国的に広まりました。
急速な人気の高まりから賛否両論が巻き起こることもありましたが、大学野球から高校野球・企業チームまで広がり、1936年にはプロ野球リーグ日本職業野球連盟が設立されました。
現在日本はアメリカに次ぐ「野球大国」と言われるまでになっています。

ちなみに、ベースボールを初めて野球と訳したのは「中馬庚」であり、数多くの野球用語を翻訳したのは「正岡子規」であると言われています。

オリンピック競技としては、2008年の北京オリンピック以来の採用となりました。その理由として、球技場の建設に多大の費用がかかることや野球の本場・メジャーリーグがオリンピックに協力的でないこと、ヨーロッパなどでの野球に対する熱が低いことが挙げられます。

日本ではその点に問題がなかったため開催が決定しましたが、今後継続して開催されるかは微妙なところとなりそうです。東京オリンピックで野球競技を目いっぱい盛り上げることが、今後に繋がることは間違いないので、期待をしたいですね。

まとめ

今回は2020年・東京オリンピックでの開催が追加された、野球競技についてご紹介しました。日本では大変人気もありメダルも期待出来るこの競技、オリンピックでの観戦や盛り上がりを楽しみにしています。

以上、「東京オリンピック2020 野球の日程、ルールと歴史」でした。

 

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TOKYO五輪2020応援サイトの総合監修・記事掲載を務める、三福マサトです。 埼玉県出身(東京都在住)。大手通信会社を退社後、WEB制作や記事作成の仕事を立ち上げる。学生時代はテニス・サッカーを行い、様々なスポーツに親しみながら知識を深め、ATPツアー・WTAツアーなど年間100試合以上、サッカー・ラグビー・野球・フュギュアスケート・卓球・バドミントン・オリンピックやその他のスポーツを含めると、ほぼ競技を見ない日は無いという現状、どの分野でも徹底した調査と取材をモットーに姉妹サイトの「ぐぐスポ!ニュース速報」では1000記事以上作成の実績

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