東京オリンピック2020 ボートの日本代表選手候補リスト(男女別)

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ボートには多くの種目があり、比較的体格の小さな日本人は軽量級を得意としていますが、東京オリンピック2020出場を目指す選手の中にはもちろん、多人数構成のフォアやエイトでメダルを狙っている人もいます。今回はその中でも特に出場が期待される選手を紹介します。

東京オリンピック2020ボートの日本代表選手候補は誰?男子

【中野紘志(なかのひろし)】
生年月日:1987年12月1日(29歳)
出身地:石川県
出身校:一橋大学
所属:新日鐵住金ボート部
身長: 176cm
体重: 72kg

小中高校時代、水泳、サッカー、硬式テニス、陸上競技と様々なスポーツに親しんで来た中野選手は、大学入学と同時に「何かで日本一になりたい」という思いからボートを始めました。
そしてたった2年後には、男子軽量級舵手なしフォアの世界選手権で日本のU23ボート界初となるメダル、銀メダルをもたらしました。

卒業後はNTT東日本に就職し、会社員とボートの練習と二足のわらじ生活でしたが、リオオリンピックを目指して退社し、貯金を切り崩しながら練習に励みました。無職で後が無い状態の中、見事リオ大会代表に内定、大元英照選手とともに男子軽量級ダブルスカルに出場しました。

トップとの差は今までで一番縮めることができた10秒で、全体で15位でした。この結果を受け、「質の高い練習を積み重ねれば世界で結果が出せる」と確信した中野選手は、もちろん2020年、東京オリンピックを見据えて更なる活躍を誓っています。

【佐藤翔(さとうかける)】
生年月日:1994年7月29日(22歳)
出身地: 岩手県
出身校:黒沢尻工業高校・日本大学
所属:日本大学
身長:176cm

男子では1位の成績で2016年12月の国内強化合宿を終えた佐藤翔選手は、高校からボートを始め、強豪校の日本大学へ進学しました。

男子軽量級舵なしフォアでチームのリーダーとしてリオ大会出場を目指しましたが、スイスでの最終予選で5位に終わり、2位までに与えられる出場権をつかみ取ることが出来ず、悔しさに唇をかみました。しかしレース後のインタビューでは「東京五輪金メダル獲得に向け、よりいっそう精進したい」と腐ること無く高い目標を掲げ、すぐに前を見つめた佐藤選手のこれからの活躍を見守っていきたいですね。

【大元英照(おおもとひでき)】
生年月日:1984年8月12日(32歳)
出身地:宮城県
出身校:塩釜高校・仙台大学
所属:アイリスオーヤマ(株)
身長:179cm
体重:70kg

中野選手とともにリオ大会に初出場した大元選手は、全日本選手権大会では8度優勝、アジア大会三連覇中のすでに実力の知れ渡った選手です。まだまだ若手選手に世代交代はさせないと、強化合宿では20代の選手に負けない成績を残し続けています。

震災時にも家族の助けに支えられ頑張れたと語る大元選手、東京オリンピックも視野に入れ、リオ大会では果たせなかったメダル獲得も目指して欲しいですね。

東京オリンピック2020ボートの日本代表選手候補は誰?女子

【冨田千愛(とみたちあき)】
生年月日:1993年10月18日(23歳)
出身地: 鳥取県
出身校:明治大学大学院
所属:明治大学大学院
身長:165cm
体重:55kg

女子軽量級ダブルスカルのアジア・オセアニア予選を1位で通過し、見事リオ大会出場の切符を手に入れた冨田選手。本大会では、目標としていた6位入賞は叶いませんでしたが、最終的に世界選手権の17位よりも順位を上げて12位でフィニッシュし、課題を残しながらも今後に繋げるレース展開に満足できたようです。

2020年、東京オリンピックを目指し更なる飛躍を誓っており、今一番東京オリンピックに近い選手と言われている冨田選手に多いに期待出来そうです。

【大石綾美(おおいしあやみ)】
生年月日:1991年4月9日(25歳)
出身地:愛知県
出身校:早稲田大学
所属:中部電力(株)
身長:169cm
体重:57kg

前述の冨田選手とともに軽量級ダブルスカルでリオ大会を経験した大石選手もまだ若く、「スタートで出遅れ、自分たちであたふたしてしまった。ミスがたくさんあって、自分たちのパワーを出し切れずに終わった」と結果に悔しさをにじませています。

これまでの大舞台での経験をもとに、練習を積み重ね、パワーを出し切ったレース展開をしてくれることでしょう。

【高島美晴(たかしまみはる)】
生年月日:1997年10月10日(19歳)
出身地: 鳥取
出身校:米子東高校・明治大学
所属:明治大学
身長:161cm
体重:59kg

鳥取選抜になるほどの腕前のソフトボール選手だった高島選手は、高校では人数が足りず公式戦に出場出来ないことから転部し、ボートの世界に入りました。そこで出会った永井理湖選手と同じ艇に乗るクルーとして活躍し、同じ大学へ進学、二人は見事和歌山国体のダブルスカルで優勝しました。

U23の世界選手権でも19位に入る等、世界の舞台も踏んでいる高島選手は、注目を集める期待のスーパールーキーです。

まとめ

新人育成に計画的に力を入れている日本ボート協会のもと、高校生、中学生も強化合宿に参加し、メダルを目指すべく切磋琢磨しています。このことから、東京オリンピック2020のボート競技では、ベテラン勢だけでなくきっと若い選手も活躍してくれることでしょう。

以上、「東京オリンピック2020 ボートの日本代表選手候補リスト(男女別)」でした。

 

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TOKYO五輪2020応援サイトの総合監修・記事掲載を務める、三福マサトです。 埼玉県出身(東京都在住)。大手通信会社を退社後、WEB制作や記事作成の仕事を立ち上げる。学生時代はテニス・サッカーを行い、様々なスポーツに親しみながら知識を深め、ATPツアー・WTAツアーなど年間100試合以上、サッカー・ラグビー・野球・フュギュアスケート・卓球・バドミントン・オリンピックやその他のスポーツを含めると、ほぼ競技を見ない日は無いという現状、どの分野でも徹底した調査と取材をモットーに姉妹サイトの「ぐぐスポ!ニュース速報」では1000記事以上作成の実績

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